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Jリーグ 4年前

Jリーグ、移籍まとめ(3)。新天地を求めた選手を随時紹介、今回はこの5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Wataru Funaki

ボールハンター

稲垣祥
【写真:Getty Images】

MF:稲垣祥(いながき・しょう)
生年月日:1991年12月25日(28歳)
昨季リーグ戦成績:24試合出場/4得点0アシスト
移籍先:サンフレッチェ広島→名古屋グランパス

 日本体育大学を卒業後、2014年にヴァンフォーレ甲府でプロデビューを果たしたMF。加入1年目からリーグ戦19試合に出場した稲垣祥は、翌2015シーズンにリーグ戦29試合出場を果たすなどレギュラーに完全定着すると、2016シーズンにはリーグ戦33試合出場で5得点の成績を収めるなど才能を開花させた。その活躍が評価され、2017シーズンにはサンフレッチェ広島へ移籍を果たしている。

 広島では加入当初こそなかなか出番を掴むことができなかった稲垣であるが、シーズン終盤にはスタメンに定着。甲府時代にも指導を受けた城福浩監督が就任した2018シーズンはリーグ戦33試合に出場するなど、持ち味であるハードワークとボール奪取の上手さを披露し、チームの2位躍進に大きく貢献している。昨季は開幕当初こそ怪我の影響で出場時間を伸ばすことができなかったが、シーズン中盤からは再びスタメンの座に戻り、チームのために汗をかき続けていた。

 しかし、広島には欠かせないピースであった稲垣だが、2020シーズンはクラブを移すことになった。獲得を正式に発表したのは名古屋グランパス。完全移籍での加入となった。中盤でのハードワーク、そしてそこから前線に飛び出して発揮する高いシュートセンスは、名古屋でも生きるか。28歳が挑む新たな冒険から目が離せない。

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