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Jリーグ 4年前

Jリーグ、移籍まとめ(3)。新天地を求めた選手を随時紹介、今回はこの5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Wataru Funaki

欧州での経験を日本の地で生かすか

豊川雄太
【写真:Getty Images】

FW:豊川雄太(とよかわ・ゆうた)
生年月日:1994年9月9日(25歳)
今季リーグ戦成績:16試合出場/1得点1アシスト
移籍先:KASオイペン→セレッソ大阪

 昨年12月27日、ジュピラー・リーグ(ベルギー1部)所属のKASオイペンは、FW豊川雄太がセレッソ大阪に移籍することをクラブの公式サイトで発表している。リオ五輪世代の一人でもある同選手がJリーグに参戦するのは、ファジアーノ岡山に在籍していた2017シーズン以来。昨季は5位と好成績を収めたセレッソで、どのようなパフォーマンスを披露するか今から注目を集めている。

 2018年1月にオイペンに移籍し、自身初となる欧州クラブでのキャリアをスタートさせた豊川。2017/18シーズンのリーグ最終節・ムスクロン戦では途中出場ながら3得点1アシストの活躍を見せるなど、奇跡の残留の立役者となり、新天地1年目ながらベルギー中にその名を轟かせた。翌2018/19シーズンも同クラブで主力としてプレーした同選手は、リーグ戦28試合の出場で7得点1アシストの成績を収めるなど活躍している。しかし、今季はリーグ戦16試合の出場で1得点1アシストという結果に終わっていた豊川。徐々に出場時間も限られるようになり、苦しい時期を過ごしていた。

 オイペンは日本人FWのセレッソへの移籍が決まった際、公式サイトで「彼の献身性、プロフェッショナリズム、親しみやすさ、そしてクラブで素晴らしい試合を演じたことに感謝しています」とコメントしていたが、選手本人にとっては厳しい現実となったに違いない。ただ、欧州で培った経験値は無駄にはならないだろう。迫る2020シーズンの開幕。豊川は欧州で味わった悔しさを糧に、日本の地で羽を広げるか。注目だ。

【了】

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