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日本代表 4年前

日本代表、背番号4の系譜。「アジアの壁」から本田圭佑まで、チームの柱となった選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ロシアW杯

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コロンビア戦の先発メンバー



監督:西野朗
戦績:ベスト16

背番号4:本田圭佑(パチューカ)
生年月日:1986年6月13日(32歳)
個人成績:3試合出場/1得点1アシスト

 日本代表の監督がヴァイッド・ハリルホジッチに代わると、本田はトップ下から右サイドへポジションを移している。アジアカップではグループステージで3得点を決めて、グループステージのベストイレブンに選出されている。アジア予選では日本代表最長の7試合連続ゴールをマーク。ハリルジャパンでは最多タイの9ゴールを記録している。

 しかし、ACミランで出場機会を失うと、30代に差し掛かった本田は代表でもサブにまわる機会が増え、17年9月には日本代表から落選という苦境も味わっている。それでも、ロシアワールドカップのメンバーには選出され、3大会連続の大舞台に臨んだ。

 大会前に指揮官となった西野朗は、トップ下に香川真司を起用した。本田はサブからのスタートとなったが、コロンビア戦は1-1の70分に香川に代わって出場すると、2分後のCKから大迫勇也のヘディング弾をアシスト。アジア人初となる3大会連続アシストを記録した選手となった。

 セネガル戦は1-2とビハインドした72分に香川に代わって登場すると、乾貴士の折り返しをゴールに流し込み、貴重な同点弾を決めた。3大会連続ゴールはデイビッド・ベッカム、アリエン・ロッベンらに次ぐ、ワールドカップ史上6人目の快挙だった。

 ラウンド16のベルギー戦にも2-2の状況で途中出場したが、ゴールは生まれず。後半アディショナルタイムに自身が蹴ったCKから、ベルギーに決勝点を奪われ、ラウンド16での敗退が決まった。国際Aマッチ98試合37得点、日本代表としてワールドカップ最年長ゴールを決めた本田は、背番号4を背負って多くの記録と記憶を残した。

【了】

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