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日本代表 4年前

日本代表、背番号5の系譜。ワンダーボーイから長友佑都まで、指揮官と確固たる信頼関係を築いた選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジルW杯

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コートジボワール戦の先発メンバー

監督:アルベルト・ザッケローニ
戦績:グループステージ敗退

背番号5:長友佑都(インテル)
生年月日:1986年9月12日(27歳)
個人成績:3試合出場/0得点1アシスト

 南アフリカワールドカップ後に移籍したチェゼーナでは、開幕からすべての試合にフル出場した。指揮官がアルベルト・ザッケローニに代わった日本代表でも不動の左サイドバックとして君臨し、翌年1月に行われたアジアカップでは日本代表を優勝に導くアシストをマークしている。

 オーストラリアとの決勝戦、56分に藤本淳吾に代わって岩政大樹が投入されると、左サイドバックで先発した長友が左サイドハーフにポジションを移した。試合はスコアレスのまま延長戦に突入。遠藤保仁から高い位置でパスを受けた長友が縦に突破してクロスを上げると、フリーで待ち構える李忠成が豪快なボレーでゴールネットを揺らした。この1点が決勝点となり、日本代表は4度目の優勝を成し遂げた。

 日本代表の優勝に大きく貢献した長友は、大会後にインテルに期限付きで移籍している。UEFAチャンピオンズリーグでもプレーするなど、公式戦19試合に出場した活躍が認められ、翌シーズンからは完全移籍に切り替わった。

 インテルで地位を築いた長友は、自身2度目となるワールドカップに臨んだ。初戦のコートジボワール戦で、16分にスローインのリターンパスを受けた長友は中央に切り込んでパスを送る。これを受けた本田圭佑が左足を振り抜くと、ボールはゴールへと吸い込まれた。

 長友のアシストで日本代表は先制に成功したが、ディディエ・ドログバ投入直後に連続失点を許して逆転負け。続くギリシャ戦に引き分けると、第3戦でコロンビアに完敗した。長友は3試合すべてにフル出場したが、日本代表はグループステージ敗退という結果に終わっている。

●コートジボワール戦の先発メンバー

▽GK
川島永嗣

▽DF
内田篤人
森重真人
吉田麻也
長友佑都

▽MF
山口蛍
長谷部誠
岡崎慎司
本田圭佑
香川真司

▽FW
大迫勇也

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