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前田大然、マリノスとともに初のACLへ「自分たちのサッカーなら優勝できる」「日本の代表として戦う」

text by 編集部 photo by Yokohama F.Marinos

前田大然
【写真提供:横浜F・マリノス】

 横浜F・マリノスはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)再開初戦となる25日の上海上港戦に向けて、開催地のカタールで調整を続けている。

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 23日の練習も全員がフルメニューを消化し、負傷者ゼロの万全の状態でグループステージ突破に向けて非常に重要な一戦に臨めそうだ。

 練習後にオンラインでの取材に応じたFW前田大然は「ACLは僕も楽しみにしていた大会なので、しっかり試合に出て活躍して、マリノスの優勝という目標に少しでも近づけるように、まず初戦の25日の試合に勝ちたいと思います」と意気込みを語った。

 上海上港はすでにカタールで2試合をこなし、シドニーFCと全北現代FCに2連勝。マリノスと勝ち点6で並んだ状態で25日の試合を迎える。

 グループステージ3連勝をかけた一戦に向け、前田は上海上港の印象について「結構有名な選手だったり、元代表の選手とかもいるので、本当に強い相手」と警戒を口にする。だが、「こっちも負けていないと思うので、しっかりいい準備をして勝てればいい」と恐れずに立ち向かっていく覚悟だ。

「まずは1勝して、次も勝つと本当に大きな意味のあることだと思うので、まずは先のことを考えずに目の前の試合にしっかり勝つことが大事かなと思います」

 上海上港とは中2日で2試合連続で対戦することになる。先に1勝しておくことが、その後の戦いにもたらす影響も十分に理解している。そのうえで「グループステージでも全部勝って決勝トーナメントに行く気持ちでいないと、決勝トーナメントで勝てないと思う」と全勝でのグループステージ突破を誓った。

「チームとしてやることは変わらないですし、個人としてもやることは本当に変わらないと思う。自分たちのサッカーをすれば優勝できると思ってみんなやっているので、そこは曲げずにやっていけたらと思います」

 アンジェ・ポステコグルー監督とともに3年かけて作り上げてきたアタッキング・フットボールに、マリノスの面々は絶対的な自信を持っている。今季からチームに加わった前田も、すでに“信者”の1人としてトリコロールのスタイルに完全に染まった。

「ACLに出たくても出られない選手は、マリノスに関わっている選手だけではなくて、他のチームにもいると思う。(マリノスは)日本の代表として行くので、日本のためにしっかり戦うのが大事かなと思います」

 サムライブルーのユニフォームをまとってたたかう日本代表戦も、クラブのユニフォームを着て戦う国際大会も、「日本を背負う」という気持ちに「変わりはない」と前田は豪語する。国の代表としてアジアに挑むまたとないチャンス、ワールドクラスの爆発的なスピードで大会を席巻する活躍に期待したい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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