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Jリーグ 3年前

J1ポジション別ベストプレーヤー5選(MF編)。攻守に大奮闘、日本代表クラスの“心臓”がズラリ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

名古屋の中盤を支えるダイナモ

稲垣祥
【写真:Getty Images】

稲垣祥(名古屋グランパス)
生年月日:1991年12月25日(29歳)
今季リーグ戦成績:34試合出場/3得点2アシスト

 ハードワークを信条とするセントラルMFながら、超過密日程を物ともせず、リーグ戦全試合に先発出場。しかも途中交代で退いたのは1試合のみで、マッシモ・フィッカデンティ監督のサッカーを司る存在として常にチームの中心を担った。

 J1リーグ戦で全試合に出場するのはキャリア初で、それが過去最も厳しいシーズンだったのは稲垣の充実ぶりをよく物語っている。豊富な運動量で広範囲をカバーし、インターセプト数でも神戸の山口、ガンバ大阪の井手口陽介に次ぐリーグ3番目の「18回」を記録した。

 シーズン終盤、J1第31節の柏レイソル戦では相方の米本拓司とともに相手FWオルンガを封殺。稲垣は12km超えの走行距離を記録し、28得点を挙げて得点王に輝くケニア代表ストライカーをハードマークで抑えこんだ。そしてリーグ戦を3位で終えた名古屋は9年ぶりのACL出場権を獲得している。

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