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欧州の消えた逸材5人。天国から地獄へ…表舞台から姿を消したかつての天才たち

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人の欧州人選手を紹介する。

レンタルでたらい回し。怪我に泣いたスロベニア代表MF

ハリス・ヴチキッチ
【写真:Getty Images】

MF:ハリス・ヴチキッチ
現所属クラブ:レアル・サラゴサ


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 ハリス・ヴチキッチは母国スロベニアのNKドムジャレでプロデビュー。出場5試合にとどまったが、2009年1月にニューカッスルへ移籍となった。シーズン途中の加入で移籍初年度の出場は0に終わった。

 ヴチキッチは翌シーズンも出場機会が限られ、足首の負傷も影響し公式戦の出場は4試合のみとなった。その後も結果を残せず、レンタルでクラブを転々。2017年にニューカッスルからの完全移籍でトゥウエンテに加入となった。2019年に中村敬斗が同クラブに加入している。

 トゥウエンテにはフリーで加入したヴチキッチは加入1年目の17/18シーズンは度重なる怪我の影響で公式戦15試合の出場にとどまった。だが、翌シーズンは1年を通してプレーでき、キャリアハイとなる26試合11得点を記録した。

 昨年8月にレアル・サラゴサへ加入したヴチキッチだが、中々コンスタントに出場することができず。今季は公式戦19試合の出場に終わった。2012年9月にスロベニア代表デビューとなっている同選手だが、その後、代表でプレーすることはなかった。だが、2019年11月に代表復帰を果たす。しかしスロベニア代表で主力になっているとは言い難い。

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