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東京五輪 3年前

東京五輪からA代表へ! 日本代表に推薦したいU-24の5人。チームを救った守備の要、ドイツへ渡る司令塔も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

メキシコを切り裂いたドリブラー

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【写真:Getty Images】



MF:三笘薫(みとま・かおる)
生年月日:1997年5月20日(24歳)
所属クラブ:ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)
2021リーグ戦成績:20試合出場/8得点3アシスト
日本代表成績:なし

 川崎フロンターレユース在籍時にトップチーム昇格を打診されるも、昇格を断り筑波大学へ進学した三笘薫。大学2年時には、2017年夏季ユニバーシアードに日本代表として参加し金メダルを獲得した。2020年に川崎フロンターレに加入すると、第7節の湘南ベルマーレ戦で初ゴールを記録。同試合から公式戦5試合連続ゴールをマークし、デビュー年から新人史上5人目となる二桁得点を記録した。

 東京五輪では活躍が期待させるも、怪我で出遅れた。途中出場はするもののコンディションが上がらず、準決勝のU-24スペイン戦ではベンチ外。しかし、期待に応えられぬまま迎えた3位決定戦でのパフォーマンスは圧巻だった。後半途中から出場すると、メキシコを相手にゴールを決めた。その後もドリブルで相手DFを切り裂き、再三にわたりゴールを脅かした。

 10日には300万ユーロ(約4億円)と報じられる移籍金でイングランド・プレミアリーグのブライトンへの完全移籍が決まり、今季はベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでプレーすることになる。東京五輪でともに戦った久保建英と堂安律に加え、南野拓実や鎌田大地といった実力者が揃うA代表でも三苫の実力は見劣りしないだろう。1人で局面を打開できるドリブルからアシストとゴールの両方ができる同選手は、A代表にとって新たなアクセントとなるだろう。

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