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シリーズ:21/22夏の移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:東京五輪で大活躍のFW

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【写真:Getty Images】



FW:マテウス・クーニャ(ブラジル代表)
生年月日:1999年5月27日(22歳)
市場価格:3000万ユーロ(約36億円)
移籍先:ヘルタ・ベルリン→アトレティコ・マドリード
移籍金:3000万ユーロ(約36億円)
20/21リーグ戦成績:27試合7得点5アシスト

 東京五輪の金メダリストとなったマテウス・クーニャは、大会後にヘルタ・ベルリンからアトレティコ・マドリードへの移籍を決めている。五輪世代では中心的な存在で、東京五輪の南米予選では得点王に輝いた。本大会でも3得点を挙げる活躍で、母国を大会連覇へと導いた。

 18歳のときに母国ブラジルからスイスに渡り、FCシオンでは1年目から2ケタ得点をマークした。わずか1年でRBライプツィヒに移籍したが、ここでは主力に定着することはできず。しかし、昨冬にヘルタに移籍すると、1年半でブンデスリーガ12得点と結果を残した。昨年10月にはブラジル代表にも初選出され、今月2日のチリ代表戦でデビューを果たしている。ブラジル人らしい巧みなボールテクニックに加え、どの位置からでもゴールを狙えるシュート力を備えている。アスレチック能力も高く、スピードや強さも魅力だ。

 ポテンシャルは高いものの、アトレティコで輝くためのハードルは高そうだ。エースのルイス・スアレスと開幕からゴールを重ねているアンヘル・コレアが前線には君臨。さらに、移籍市場が閉まるギリギリのタイミングでアントワーヌ・グリーズマンが期限付き移籍の形で復帰している。リーガ王者でクーニャは居場所を築くことができるだろうか。

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