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最高額の日本人は誰だ? サッカー選手市場価値ランキング26~30位。8年で20億円以上下落。欧州にその名を轟かせた男は今や…【2021最新版】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

27位:欧州へ羽ばたいた逸材

1015-三苫
【写真:Getty Images】



MF:三苫薫(U-24日本代表/ロイヤル・ユニオンSG)
生年月日:1997年5月20日(24歳)
市場価格:180万ユーロ(約2.2億円)
20/21リーグ戦成績:30試合出場/13得点13アシスト(川崎フロンターレ)

 昨季、Jリーグに旋風を巻き起こした三苫薫は、川崎フロンターレユース在籍時にトップチーム昇格を打診されたが、昇格を断り大学進学を決断。大学2年次には、天皇杯2回戦でベガルタ仙台から2得点を決める活躍で勝利に貢献した。その後、同年9月に川崎フロンターレの特別指定選手といて登録されると、大学卒業後に同クラブに再び加入した。

 スピードを活かしたドリブルと卓越したシュートセンスでJリーグを無双した三苫は、東京五輪(東京オリンピック)に出場。誰もがこの男の活躍を疑わなかったが、怪我により出遅れると、その後調子が戻らず出場したのは3試合のみ。3位決定戦のメキシコ戦で1ゴールを決めたが、存在感を示したのはこの1試合だけだった。

 同大会ではほとんど見せ場を作れなかったが、大会後にブライトンへ移籍。労働ビザの関係上、プレミアリーグには出場できないため、ベルギーのロイヤル・ユニオンSGにレンタル移籍となったが、初スタメンを飾った国内カップ戦で初ゴールをマーク。さらに、途中出場したリーグ戦第10節では、出場からわずか1分でアシストを記録した。欧州で本領を発揮し出したこの男の活躍はまだまだこれから。活躍とともに市場価値は一気に上昇していくだろう。

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