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最高額の日本人は誰だ? サッカー選手市場価値ランキング26~30位。8年で20億円以上下落。欧州にその名を轟かせた男は今や…【2021最新版】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

28位:日本代表を救ったシンデレラボーイ

1015-田中
【写真:Getty Images】



MF:田中碧(日本代表/デュッセルドルフ)
生年月日:1998年9月10日(23歳)
市場価格:170万ユーロ(約2億円)
20/21リーグ戦成績:31試合出場/5得点1アシスト(川崎フロンターレ)

 川崎フロンターレの下部組織で10番を背負った田中碧は、2016年にトップチームに昇格した。プロ1年目の2017年は、当時日本代表の大島僚太の存在や怪我の影響により出場はなし。2018年にJ1デビューを果たすと、翌年には主力としてYBCルヴァンカップ(Jリーグカップ)優勝、さらに2020年にはJリーグと天皇杯の国内2冠に貢献した。

 正確無比なパスと高いキープ力でピッチ中央に君臨する田中は、なんといってもミスが少ない。広い視野で冷静に状況判断してプレーできるこのMFは、東京五輪(東京オリンピック)では、A代表の遠藤航とのコンビでU-24日本代表をベスト4進出に導いた。
 
 今夏から2.ブンデスリーガ(2部相当)のデュッセルドルフに移籍した田中は、欧州でもその実力を発揮。12日に行われたオーストラリア戦では、アジア最終予選初出場ながら、先制点を決める活躍で日本代表を勝利に導いた。もはや日本代表に欠かせないこの男の市場価値は、170万ユーロ(約2億円)となっているが、これからさらに上昇していくことは間違いないだろう。

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