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Jリーグ 2年前

まさに悪循環…。浦和レッズに希望はあるか? 落ち着きを失った鹿島アントラーズ戦、残された課題は…【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

まだ諦めるのは早すぎる。浦和の希望は…



「4位という順位が重要になってくるかもしれない。最後まで戦って様子を見たい」とショルツがコメントしたように、4位になれば、天皇杯次第でACLプレーオフ参戦のチャンスが巡ってくるかもしれないのだ。目下、4位の鹿島とはまだ3差。まだ諦めるのは早すぎる。

 加えて言うと、浦和はその天皇杯でベスト4に残っている。自力でタイトルを取って本戦ストレートインの権利を得ることも不可能ではない。それはリカルド監督、選手たちにとって大きな希望だ。

 試合間隔が空く11月のインターナショナルウイークに立て直しを図れれば、J1ラスト3戦と12月12日の天皇杯準決勝に向けて再びギアを上げることもできるはず。今こそ、指揮官のマネージメント力が問われるのだ。

 J1終盤戦には横浜FMと名古屋との試合が残っているし、天皇杯の次戦の相手はルヴァンカップで苦杯を喫したセレッソだ。彼らに鹿島戦前半のような戦いをしていたら、大目標の達成は夢のまた夢だ。インテンシティとデュエルという課題をどう克服していくのか。そのあたりがやや弱いと目される平野祐一、小泉ら今季加入組の伸びしろに期待したいものである。

(取材・文:元川悦子)

【了】

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