57位：大ブレイクを果たした快速ストライカー

FW：前田大然（日本代表／横浜F・マリノス）
生年月日：1997年10月20日（24歳）
市場価値：110万ユーロ（約1.3億円）
2021リーグ戦成績：36試合23得点3アシスト

　高校卒業後、松本山雅FCに加入した前田大然は、初年度からリーグ戦9試合に出場した。得点を決めることは出来なかったが、翌年水戸ホーリーホックにレンタル移籍すると、リーグ戦36試合で13得点を記録。いきなり二桁ゴールを決める活躍を見せた。

　その活躍により、2018年に行われたアジア大会に臨むU-21日本代表として出場。準決勝で右前脛腓靭帯および右前距腓靭帯損傷により離脱となったが、日本の準優勝に貢献した。さらに翌年には、東京五輪世代を中心に構成されたコパ・アメリカに挑む日本代表に初選出。チリ代表戦にスタメン出場し、A代表デビューを果たした。

　大会後にはポルトガルのCSマリティモに移籍するなど、前田は着実にステップアップ。2020年には横浜F・マリノスへ移籍し、Jリーグに復帰している。そして、今年7月に行われた東京五輪にも出場したこのFWは、今季大ブレイク。現在の市場価値は110万ユーロ（約1.3億円）となっているが、リーグ戦23得点を決め、得点王に輝いたこの男の市場価値は、ここからさらに上昇するに違いない。