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Jリーグ 2年前

史上最高額の日本人は誰だ? サッカー選手歴代市場価値ランキング66~70位。鹿島の象徴、世界的名手からゴールを奪ったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

68位:ブラジルからゴールを奪った快速FW

0120-玉田
【写真:Getty Images】



FW:玉田圭司(名古屋グランパス)
最高市場価値:240万ユーロ(約2.9億円)
更新日:2009年1月5日(当時29歳)

 高校卒業後、1999年に柏レイソルに加入した玉田圭司は、同シーズンの1stステージ第2節のアビスパ福岡戦でJ1デビューを果たした。抜群のスピード活かしたドリブルで勝利に貢献したが、加入から3年間で出場したリーグ戦は12試合のみ。なかなか出場機会を得ることが出来なかった。しかし、2002シーズン途中にマルコ・アウレリオ監督が就任すると状況が好転。才能を見出され、2002シーズン・2ndステージ開幕戦のコンサドーレ札幌戦で初ゴールをマークした。

 翌シーズンからはエースとしてチームを牽引。日本人選手内では3位となるリーグ戦11得点をマークした。その活躍が評価され、2004年3月に日本代表に初招集されている。同年に行われたAFCアジアカップ2004では全試合に出場し、3得点を挙げる活躍で日本の連覇に貢献した。代表では活躍していたが、2005シーズンにリーグ戦6得点と不振に陥ると、柏レイソルはJ2に降格。ドイツワールドカップを見据えていた玉田は、翌年名古屋グランパスに移籍した。

 新たなチームで思うような活躍は出来なかったが、玉田はドイツワールドカップに臨む日本代表メンバーに選出された。グループリーグ第3節のブラジル代表戦では先制点をマークしている。同大会後も名古屋では苦労したが、2008年にドラガン・ストイコビッチ監督が就任すると中心選手として活躍。攻撃の核となり優勝争いを繰り広げると、2009年1月にこの男の市場価値は自己最高額となる240万ユーロ(約2.9億円)を記録した。

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