フットボールチャンネル

Jリーグ 2年前

浦和レッズ、期待の新戦力5人。ポテンシャルは日本代表クラス!? 新たな攻撃のキーマンとは

シリーズ:期待の新戦力5人 text by 河治良幸 photo by Getty Images

知念哲矢(背番号20)

0208Chinen_getty
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年11月8日(24歳)
前所属:FC琉球
2021リーグ戦成績:27試合0得点0アシスト

 身長は178cmで、センターバックとしては決して恵まれたサイズではない。しかし、驚異的な身体能力と闘争心溢れる対人守備で、試合が始まってしまえばサイズの不足などを全く感じさせない。そして西野努テクニカルダイレクターが統括する浦和の強化部を獲得に走らせたのは、良質な左足のキックを生かしたビルドアップだろう。長短の正確なパスを振り分けるだけでなく、ボールを奪って縦につけるパスなど、ボールを保持して回すだけでない攻撃のプラスアルファを加えられる。

 琉球ではもっぱらセンターバックだったが、サイドバックでもプレーできる。左利きのサイドバックである大畑が開幕に間に合わないと見られる状況で、同ポジションもオプションになってくるかもしれない。

 そしてもう1つ起用法として考えられるのが、3バックの左だ。1年目は4バックをベースに流れで形を可変させてきたリカルド監督だが、4シーズン率いた徳島時代は3バックも併用していた。さらなる進化が期待される2シーズン目のオプションに3バックが組み込まれれば、アレクサンダー・ショルツ、岩波拓也、新加入の犬飼智也などを擁するセンターバック陣にあっても、一躍主力候補になってくるかもしれない。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top