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Jリーグ 2年前

ジュビロ磐田、期待の新戦力5人。高校サッカー屈指のドリブラー、ブラジル人CBは何をもたらすのか?

シリーズ:期待の新戦力5人 text by 河治良幸 photo by Getty Images

MF:上原力也(背番号7)

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【写真:Getty Images】

生年月日:1996年8月25日(25歳)
前所属:ベガルタ仙台
2021リーグ戦成績:34試合1得点5アシスト

 ベガルタ仙台でほぼフルシーズン、主力としてJ1を経験したアドバンテージは大きい。もともと攻撃センスが売りだったボランチは、仙台の地で課題だった守備的なタスクを学んだ。結果的に仙台を残留には導けなかったが、J1の強度でしっかりやり切ったことは自信になったようだ。

 正確なキックをワイドに振り分けることができ、瞬間的な判断能力も高い。可変性の高い3-4-2-1をベースとする伊藤彰監督の戦術にも、早い段階で適用できているように見える。

 チームの主軸である遠藤保仁と少し役割が被ることもあり、基本的には山本康裕や鹿沼直生とのセットで起用されると想定される。もちろん遠藤と組めば展開力のあるコンビになり、遠藤が欠場する場合はセットプレーのキッカーとしても貴重な働きをしそうだ。ジュビロのアカデミー育ちだが、温泉で有名な伊東の出身で、中学時代はアスルクラロ沼津の前身である「ACNジュビロ沼津」まで通ってスキルを磨いた苦労人だ。

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