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Jリーグ 2年前

J1クラブが狙う!? J2で輝く若き逸材10人。恐怖と期待の夏の移籍市場、去就に注目したい人気銘柄

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

小川航基(横浜FC)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1997年8月8日(24歳)
J2リーグ成績:24試合15得点4アシスト

 世代を代表するストライカーとして高校時代から注目を集めていたが、プロ入り後は厳しい現実に直面した。ジュビロ磐田では4シーズンでわずか1得点。4年目の途中で期限付き移籍した水戸ホーリーホックでは17試合7得点、磐田に復帰した2020シーズンもJ2で9得点を挙げたが、昨季はわずか1得点に留まり、J1昇格を決めたチームの中心にはなれなかった。そして、25歳を目前に、小川は磐田を離れる決断を下した。

 かつて小学生時代にスクール生として在籍した“古巣”でもある横浜FCに完全移籍で加入した今季、小川は生まれ育った地で爆発している。開幕から10試合で10得点を記録し、J2に降格したチームの得点源となっている。その後はゴールから遠ざかる時期もあったが、直近は4試合連続ゴールと復調し、得点ランキングを独走している。

 186cmの長身を活かすプレーだけでなく、豊富なゴールパターンでJ2守備陣に脅威を与えている。プロ入りから3年半はJ1の壁に阻まれたものの、J2では圧倒的な数字を残している。完全移籍からたった半年でチームを去った例はほとんどないが、J1クラブが注目を集めるに値する活躍を見せていることは確かだ。

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