「目指している展開ではない」。それでもなぜ川崎フロンターレは勝てたのか? 鹿島アントラーズ撃破で見えた3連覇の可能性【コラム】

2022年08月28日(日)9時58分配信

シリーズ:コラム
text by 元川悦子 photo Getty Images
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明治安田生命J1リーグ第27節、川崎フロンターレ対鹿島アントラーズが27日に行われ、2-1で川崎が勝利した。優勝戦線から離れた時期もあったが、川崎は3連勝で首位・横浜F・マリノスの背中を捉えている。キャプテンの谷口彰悟は鹿島戦を「目指しているような展開ではなかった」と振り返ったが、それでも勝ち切れた要因はなんだったのだろうか。(取材・文:元川悦子)


老獪な攻撃で先手を取った川崎フロンターレ


【写真:Getty Images】

 タイトな日程、新型コロナウイルス陽性続出などの影響もあって、王者・川崎フロンターレは6~7月に予期せぬ停滞を強いられた。一時は横浜F・マリノスと10ポイント以上の勝ち点差つけられ、3連覇が絶望視されつつあった。

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 しかしながら、8月7日のマリノスとの直接対決を制してから巻き返しの機運が高まった。20日のアビスパ福岡戦もマルシーニョがハットトリックを達成して4-1で勝利。勢いに乗った状態で27日の鹿島アントラーズとの上位対決を迎えた。

 ご存じの通り、鹿島は8月8日に岩政大樹監督が就任したばかり。対戦相手を徹底分析し、1週間かけて対策を落とし込んでくる彼らは手強いチーム。しかも、新指揮官は試合前のミーティングで「常勝の看板を下ろしていい」と伝え、選手たちのチャレンジャーとしての意識を煽ったという。それだけに、厳しい戦いが予想された。

 そんな中、老獪な川崎は序盤から畳みかける。開始6分には山根視来、脇坂泰斗、家長昭博の右のトライアングルのパス回しから鹿島守備陣を引き付け、最終的に家長が突破。ペナルティエリア内でディエゴ・ピトゥカのチャージを受け、PKを獲得した。そして36歳の名手は冷静にゴール左上にシュートを突き刺し、いきなり先制点をゲット。大きなアドバンテージを得た。

 これで攻撃の手を緩めないのが、最近の川崎だ。

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