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日本代表 1年前

【サッカー日本代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


遠藤航(背番号6)
生年月日:1993年2月9日(29歳)
所属クラブ:シュツットガルト(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:43試合出場/2得点2アシスト

4年前のロシアワールドカップではメンバーに選ばれながらも出場なしと悔しい結果に終わったが、今大会はフル稼働が求められるだろう。最大の武器は何と言っても対人戦の強さ。2季連続のブンデスリーガ・デュエル王に輝いた事実が示す通り、海外の屈強な選手相手にも簡単に当たり負けすることはまずなく、これまで幾度となく森保ジャパンのピンチの芽を摘み取ってきた。そんな世界レベルのタフさは、対戦国の悩みになるはずだ。

守田英正(背番号13)
生年月日:1995年5月10日(27歳)
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:17試合出場/2得点2アシスト

昨年3月の韓国代表戦以降日本代表に定着し、今や絶対に欠かせない1人となった。ポジショニングセンス、パススキル、判断力、危機察知能力のすべてに優れており、攻守の様々な局面において高い貢献度を誇る。飛び抜けた武器こそないかもしれないが、致命的な欠点もなく、常に安定したパフォーマンスを約束してくれる存在と言えるだろう。所属するスポルティングCPで充実した日々を過ごしているだけに、良い状態で大会に臨めることは確か。自身初の大舞台で爪痕を残すか。

鎌田大地(背番号15)
生年月日:1996年8月5日(26歳)
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/7得点3アシスト
代表通算成績:21試合出場/6得点3アシスト

一時はフランクフルトでの不調もあり日本代表から遠ざかったが、今年6月シリーズで復帰するとハイパフォーマンスを披露。攻撃陣に欠かせない存在であることを自らの力で証明し、初のワールドカップ出場を掴み取った。足元の技術が非凡なのはもちろんだが、何より凄いのは相手にとって危険なスペースを見つける眼とそのスペースを使う上手さ。このあたりの感覚は、他の選手にはないものを持っている。対戦国の守備を破る上で、この男の“センス”は重要だ。

久保建英(背番号11)
生年月日:2001年6月4日(21歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/2得点2アシスト
代表通算成績:19試合出場/1得点0アシスト

近年は所属クラブで苦戦を強いられたが、今夏移籍したレアル・ソシエダではその実力を余すことなく発揮。日本代表でもファーストチョイスに推すに相応しい存在となった。単独での突破力はそこまで際立っていないが、味方を生かし、味方に生かされる能力の高さは抜群。守備力も、マジョルカやヘタフェでのプレーを経て着実に伸ばした。バルセロナの下部組織出身、また元レアル・マドリード戦士ということもあって注目度は高いはずだが、若きレフティーはどんな活躍を見せるか。

南野拓実(背番号10)
生年月日:1995年1月16日(27歳)
所属クラブ:モナコ(フランス)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:43試合出場/17得点8アシスト

森保ジャパン発足当時は不動のレギュラーだったが、ここ最近は全く活躍できておらず、鎌田大地の存在などもあり序列は大幅に低下。今季より所属するモナコでも大苦戦を強いられているなど、暗いトンネルから抜け出せないままカタールワールドカップに臨むことになった。シュート技術が高く、献身的なプレスを怠らないという特長はあるが、果たしてそれらをアピールすることができるか。ある意味で、サポーターの期待を裏切ってほしいところだ。

伊東純也(背番号14)
生年月日:1993年3月9日(29歳)
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/4得点1アシスト
代表通算成績:38試合9得点9アシスト

森保ジャパンにおける崩しの核。ストロングポイントは世界トップレベルの選手と比べても見劣りしない爆発的なスピードで、一瞬にして相手を置き去りにする。また、仕上げ部分のクオリティーも決して悪くなく、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選では4試合連続で得点をマークするという圧巻の成績を残してきた。2019年のAFCアジアカップは主に控えだったので、主力として臨む国際大会は今回が初めて。チームを高みへと導くことができるか。

三笘薫(背番号9)
生年月日:1997年5月20日(25歳)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:9試合出場/5得点2アシスト

ブライトンではなかなかプレータイムを伸ばせていない。それでもサポーターからの評価が高いのは、やはり日本代表での活躍ぶりが印象的だからだろう。今年3月のFIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選のオーストラリア代表戦を筆頭に、一撃必殺のドリブルで幾度となく苦しい状況にあった森保ジャパンを救い出してきた。もちろん、カタールW杯本大会でも期待されるのは、鋭いドリブルからの決定的な仕事。初の大舞台でノーインパクトは避けたい。

柴崎岳(背番号7)
生年月日:1992年5月28日
所属クラブ:レガネス(スペイン)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:59試合出場/3得点6アシスト

森保ジャパン発足当初の主力メンバーだが、昨年10月のサウジアラビア代表戦での致命的なミスが大バッシングの引き金に。その後、田中碧の台頭や鎌田大地の復活などがあり、今や完全なるベンチ要員となってしまった。1対1の守備強度に不安があり、持ち味であったゲームメーク力にも翳りが見られるなど、カタールワールドカップでどう戦力として使われるのかという疑問はあるが、信頼して選出した森保一監督の期待に応え、周囲の批判をかき消すことができるのか。

田中碧(背番号17)
生年月日:1998年9月10日(24歳)
所属クラブ:デュッセルドルフ(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:14試合出場/2得点0アシスト

昨年10月のFIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選のオーストラリア代表戦で決勝ゴールをマークし、一気に森保ジャパンの主力となった。しかし、その後はパフォーマンスがパッとせず、森保一監督が4-2-3-1を再導入したことなどもあり、序列は低下してしまった。それでも、控えとして置くには十分すぎる人材であることは確か。守備強度は向上の余地があるが、川崎フロンターレで培った技術力、豊富な運動量を駆使し幅広いエリアでプレーに関与できる点は見事だ。

堂安律(背番号8)
生年月日:1998年6月16日(24歳)
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:28試合出場/3得点4アシスト

昨季はオランダの強豪PSVでサプライズ的な活躍を披露。今夏移籍したフライブルクでも主力に完全定着しているなど、良い感触を掴んだままカタールワールドカップに臨めることは確かだ。172cmと小柄ながら体格がしっかりしているためボールを簡単には奪われない強さがあり、やや強引な形でもフィニッシュへと持ち込む積極性も良い。また、守備でも戦う姿勢を忘れない。「負けず嫌い」なレフティーは、大舞台でも貪欲にプレーするだろう。

相馬勇紀(背番号24)
生年月日:1997年2月25日
所属クラブ:名古屋グランパス
2022リーグ戦成績:33試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:7試合出場/3得点2アシスト

EAFF E-1サッカー選手権2022で大会MVP&得点王に輝いた韋駄天が、カタールワールドカップメンバーに滑り込んだ。自慢の武器はドリブルで、ボールを持てば迷うことなく仕掛けていき、緩急を巧みに使ってマッチアップする選手を無力化する。また守備でも粘り強く戦うなど、豊富な運動量をフル活用し攻守において汗をかくことを厭わない。本大会ではジョーカー起用がメインになるはずだが、逆転選出という事実を力に変え、爪痕を残すことができるか注目だ。

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