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鎌田大地に芽生えた「かつてない感情」。サッカー日本代表でさらけ出した本音【カタールW杯】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

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FIFAワールドカップカタール2022でサッカー日本代表はラウンド16敗退という結果に終わった。鎌田は初の大舞台を経て、マインドに劇的な変化が訪れたという。ベスト8という未開の景色を見るためには、今大会で不本意なパフォーマンスに終わった鎌田大地のリベンジは不可欠だ。(取材・文:元川悦子【カタール】)


W杯敗退から一夜明け行われた会見


【写真:Getty Images】

 カタールワールドカップ(W杯)ラウンド16の死闘で、南野拓実、三笘薫、吉田麻也の3人がPKを決められず、クロアチア代表の壁に跳ね返された。歴史に残る一戦から一夜明けた6日、日本代表は現地最後の活動である総括会見にのぞんだ。

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 前日4時頃まで選手同士で語り続けた吉田は目が真っ赤。声もガラガラでいまだ興奮状態にあることがあることが窺えた。高熱で決戦を欠場した久保建英も「まだ体調はよくないけど、今ここでメディア対応をしないと後で場を設けないといけないので、今日やったほうがいいよと言われた」と表情を曇らせながら登場。選手によって様子はまちまちで、敗戦翌日のムードというのは、前向きだったこれまでとは全く異なるものだった。

 こうした中、4試合すべてに先発し、チームの絶対的中心と位置付けられた鎌田大地も淡々と言葉を紡いだ。

「昨日はホントにすごく悲しかったですけど、まあもうある程度、切り替えられてるなっていう感じですね」と本人は話を切り出した。昨季UEFAヨーロッパリーグ(EL)王者の彼も、W杯8強進出が一筋縄にはいかないことを改めて痛感したという。

 そしてこう続ける。

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