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激闘の疲れは?カタールW杯クラブ別出場時間ランキング1~10位。チーム状況が最も苦しいのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

6位:バイエルン・ミュンヘン


【写真:Getty Images】


現在のリーグ順位:1位
カタールW杯出場選手数:16人
総出場時間:3353分

 バイエルン・ミュンヘンからは最多の16選手がカタールワールドカップに出場した。しかし、半分以上の選手がグループリーグで敗退。7選手が決勝トーナメントに進出したが、その内5選手はあまり出場機会がなかったため、総出場時間3353分で6位となった。

 ドイツ代表のマヌエル・ノイアー、ヨシュア・キミッヒ、セルジュ・ニャブリ、ジャマル・ムシアラ、トーマス・ミュラー、レオン・ゴレツカの6選手は全3試合、サッカー日本代表戦直前に負傷したレロイ・サネは2試合に出場したが、同代表はグループリーグ敗退。カタールW杯での疲労よりも、同大会後にスキーで右下肢を骨折したノイアーの方がチームに与える影響は大きいだろう。手術は無事に成功したようだが、同選手の今シーズン中の復帰は絶望のようだ。

 またカメルーン代表のエリック・マキシム・シュポ=モティングと、カナダ代表のアルフォンソ・デイヴィスもグループリーグ敗退。デイヴィスはカタールW杯前に負傷していたが、グループリーグ全試合にフル出場していたため、チームに復帰後も問題はないだろう。

 決勝戦のピッチに立ったダヨ・ウパメカノとモロッコ代表の躍進に貢献したヌサイル・マズラウィはかなり消耗しているだろう。だが、フランス代表のベンジャマン・パヴァールがピッチに立ったのは初戦のみ。準々決勝まで進出したオランダ代表のマタイス・デ・リフトは91分間、クロアチア代表のヨシプ・スタニシッチもピッチに立ったのは3位決定戦のみのため、グループリーグで敗退した選手らと同じくほとんど疲労はないだろう。しかし、カタールW杯で右ひざ前十字靭帯を断裂したリュカ・エルナンデスは、ノイアーと同じく今季絶望のようだ。

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