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Jリーグ 1年前

今季の鹿島アントラーズはガラリと変わる? 優勝目指すチームの変化と期待高まる新戦力【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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タイトル奪還を目指す鹿島アントラーズが2023シーズンに向けて始動し、15日には新体制発表会を開催した。昌子源らが復帰し、岩政大樹監督としても真価が問われる今シーズン、鹿島は変化を打ち出して優勝を目指す。そして、新戦力の加入は、鹿島にどういった色を加え、どういった結果をもたらすのだろうか。(取材・文:元川悦子)


「優勝を目指す」鹿島アントラーズ

【写真:Getty Images】

 昨年8月にクラブOBの岩政大樹監督が就任したものの、それ以降のリーグは2勝6分2敗と結果を残せず、鹿島アントラーズはJ1・4位という結果でAFCチャンピオンズリーグ出場を逃した。YBCルヴァンカップと天皇杯も取れず、6季連続国内タイトルなしに終わっている。

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 彼らにとって常勝軍団復活はまさに悲願。2023年は「結束してタイトル奪還を目指す」という強化方針の下、鹿島で優勝経験のある昌子源、植田直通を復帰させた。さらに国内で実績を残してきた知念慶、藤井智也、佐野海舟らを補強。レンタルに出していた垣田裕暉、染野唯月、須藤直輝も戻し、さらに新卒の師岡柊生、津久井佳佑、パク・ヴィジョンも獲得、下田栄祐が昇格し、より分厚い選手層で大目標に挑むことになる。

 そんな鹿島が15日、新体制発表会を実施。Jリーグ発足30周年にふさわしく、初めてソシオ会員を集めてお披露目を行った。

 熱気あふれる雰囲気の中、まず岩政監督が登壇。「今年は競争と成長を持って優勝を目指す」と宣言。これまで1人の中心選手が担っていたキャプテンを4人制にすることを明らかにし、今季は土居聖真、昌子、鈴木優磨、クォン・スンテが担うことになったという。

「キャプテン1人だと正直、いろんなことを抱え込んでしまうところがあった。切磋琢磨しながら問題解決できるのはいいこと」と土居も前向きにコメントしていた。

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