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【クラブ別通信簿】J1リーグ前半戦評価ランキング【湘南ベルマーレ】課題は未解決。成長に伴う歪みのように露呈した問題

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 明治安田生命J1リーグは前半戦が終わり、24日から後半戦がスタートする。当初の期待以上の成績を残すチームもあれば、予想以上に苦戦しているチームもある。今回は、各チームの前半戦の戦いを総括し、通信簿としてA~Eの5段階で評価してランキング形式で紹介する。※データは6月22日時点


16位:湘南ベルマーレ


【写真:Getty Images】

前半戦評価:E
監督:山口智
前半戦成績:17位(勝ち点13/2勝6分8敗)


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 昨年は開幕からつまずいたものの、後半戦は持ち直して残留することができた。昨季は早々に諦めることになった「5位以内」という目標に再度挑戦した今季も、難しいシーズンを送ることになっている。

 出だしは悪くなかった。サガン鳥栖との開幕節では、大橋祐紀のハットトリックを含む5得点で大勝し、第3節には川崎フロンターレに勝利目前まで迫った。昨季はウィークポイントだった攻撃陣は武器となり、リーグ5位タイの23得点をマーク。8得点の町野修斗以外にも、大橋、小野瀬康介、平岡大陽などが得点を挙げている。

 しかし、ここまで16試合でクリーンシート(無失点)がなく、引き分けはリーグ最多タイの6試合。4月1日のガンバ大阪戦以来、10試合勝利から遠ざかっている。横浜F・マリノスや名古屋グランパスといった上位陣を苦しめる時間帯を作れている一方、90分の中でエアポケットのような時間が必ず生まれる。そういった隙をつかれるのが毎試合恒例となりつつある。

 強度の高いプレスと縦に早い攻撃に加え、小野瀬や町野を中心とした右サイドのコンビネーションなど、攻撃的なスタイルは魅力でもある。ただ、最終ラインからのビルドアップはいまだに問題を抱えており、足が止まる試合終盤に失点を重ねるという課題は未解決のまま。成長に伴う歪みのような問題が露呈した前半戦となった。

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【了】

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