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海外サッカー 10か月前

未来のスター! 欧州下部組織でプレーする日本人選手10人。将来のサッカー日本代表候補たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:前田ハドー慈英(まえだ・はどー・じえい)


【写真:Getty Images】


生年月日:2004年4月2日(19歳)
所属クラブ:ブラックバーン・ローヴァーズU-21(イングランド)

 イギリス人の父と日本人の母の間に生まれた前田ハドー慈英は、異色の経歴の持ち主と言っていいだろう。幼少期を過ごした香港でサッカーと出会い、国内の強豪である傑志のアカデミーでプレー。その後、12歳でイングランドに渡り、以降は古豪ブラックバーン・ローヴァーズの下部組織でスキルを磨き続けている。

 前田はヨーロッパで培ったフィジカルの強さと豊富な運動量を生かしたアグレッシブな上下動を持ち味とする右サイドバック。U-18チーム所属時からコンスタントに上のカテゴリーでもプレーしており、昨年夏にクラブとのプロ契約を結んでいる。正式にU-21チームの一員となった昨季は、プレミアリーグ2で12試合に出場して2アシストをマークしていた。

 昨年にはモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)に出場するU-19日本代表に選出され、初めて日の丸を背負うなど、将来的なA代表入りが期待される前田。所属するブラックバーンのトップチームは2011/12シーズン以来プレミアリーグから遠ざかっているが、果たして世界最高峰のリーグと称される舞台でピッチに立つ日はやってくるだろうか。

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