フットボールチャンネル

海外サッカー 10か月前

未来のスター! 欧州下部組織でプレーする日本人選手10人。将来のサッカー日本代表候補たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:チェイス・アンリ


【写真:Getty Images】

生年月日:2004年3月24日(19歳)
所属クラブ:シュツットガルトⅡ(ドイツ)

 CBとして世界トップレベルに渡り合っていけるポテンシャルを秘めている男がチェイス・アンリだ。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたアンリは、中学1年生の時にサッカーを本格的に始めたという。スタートこそ比較的遅かったものの、そこから驚異的なスピードで成長を遂げていき、高校は強豪として知られる尚志高校に進学した。厳しい環境で揉まれたアンリは、世代別の日本代表にも選出されるようになり、注目を集めていった。高校卒業後は、Jリーグには進まずにドイツのシュツットガルトに加入している。

 アンリの一番の特徴は、恵まれた体格を活かしたフィジカルやスピードで、対人守備には絶対的な自信を持っている。5月に行われたU-20ワールドカップでも、身体能力に長けたアフリカや南米の選手にまったく引けを取らないバトルを繰り広げていた。

 一方、国際大会でこそ存在感を示したものの、所属するシュツットガルトのセカンドチームでは、コンディション不良の影響もあってあまり多くの試合に絡めていないのが現状。ビルドアップの精度やラインコントロールの判断など課題もまだまだ見受けられるが、本人は「どうしたら試合に出られるか、自分の判断や考える力が身についたと思う」と前向きに捉えている。来季以降に期待だ。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top