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「スピード感よりも」横浜F・マリノスが感じたマンCの凄さ。「めちゃくちゃ勉強になるシーン」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



マンチェスター・シティに真っ向勝負を挑んだ横浜F・マリノス


 Jリーグワールドチャレンジ2023、横浜F・マリノス対マンチェスター・シティが23日に国立競技場で行われ、3-5でシティが勝利を収めた。Jリーグ王者マリノスは2点を先行したが、プレシーズン初戦の欧州王者は徐々にギアを上げていき、5得点を奪って勝利を収めている。



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 プレミアリーグ開幕までは約3週間あり、新シーズンに向けて始動を初めて間もないということもあり、シティは味方との連係を確認するように丁寧にボールを動かしていた。73分までピッチに立った水沼宏太はシティのプレーを「スピード感というよりも、立ち位置と動き出しのタイミングと、狭いところでの技術の高さと距離感の良さと、めちゃくちゃ勉強になるシーンがたくさんあった」と振り返っている。

 73分から約20分間プレーした山根陸も同じような感想を抱いたようだ。

「本来のスピードじゃないんだろうなと思ったけど、うまいし、いいところに立つし、そこにボールが入ってくるし、やっぱり差を感じました」

 まだコンディションが上がっていなさそうな動きを見せる選手も少なくなかったが、相手の嫌な位置を取り続け、そこに的確にボールを入れてくるシティの巧さは際立っていた。そして、それはマリノスが目指すスタイルにも通じる部分があるはずだ。

「回されるシーン、押し込まれるシーンが多かったと思いますけど、やられた側からしてみたら、『これできるな』『このやり方は絶対に落とし込めるな』とか、試合中に学べるところがたくさんあった」(水沼)

「僕らはJリーグで攻撃的なサッカーと言われていますけど、もっともっと上のレベルに行ける可能性を感じた」と言う水沼の言葉通り、マリノスは貴重な経験を糧にして、Jリーグ連覇に向けて再び動き出す。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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