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「何してんの?」最下位・湘南ベルマーレが抱える問題「甘さはキックオフから出ていた」

text by 加藤健一 photo by Getty Images

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鹿島アントラーズに勝利できず

鹿島アントラーズと2-2で引き分けた湘南ベルマーレ
【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ第26節、湘南ベルマーレ対鹿島アントラーズが2日に行われ、2-2の引き分けに終わった。最下位に沈む湘南にとっては、貴重な勝ち点3を獲得する絶好のチャンスだったが、立ち上がりと試合終盤の失点で白星を手放してしまった。湘南MF小野瀬康介は失点につながった試合の入り方を指摘している。



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「まずはキックオフからアグレッシブに前から行くという話をしていたんですけど、キックオフから相手に何してんのっていう。そこで試合の入りが決まってしまった」

「あんな入り方をしていたら、0-2でやられてもおかしくない。(自分たちは)やらなきゃいけない立場なのにあの入りはありえないと思いました。そこにいた自分もできなかった責任はあります」

 試合後に小野瀬が自責の念をにじませながらこう振り返ったのは、失点を含めた立ち上がりの時間帯だった。この試合は湘南ボールで始まったが、中途半端なバックパスからプレスを受け、田中のパスをロストしてしまう。その後もなかなか押し返すことができず、立て続けにコーナーキックのチャンスを与えるなど、自陣に押し込まれる時間が続いた中で失点を招いてしまった。

 鹿島に先制点が生まれたのは8分の場面。仲間隼斗からのパスをライン間で受けた佐野海舟は、次々と相手のプレスをかいくぐり、ペナルティーアーク付近から右足を振り抜いて強烈なシュートを突き刺した。山口智監督も失点シーンを含めた稚拙な湘南の立ち上がりに言及している。

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