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Jリーグ 6か月前

英国人記者が選ぶJ2ベストイレブン【2023年】将来有望な若き才能を厳選【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

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井上潮音(ヴァンフォーレ甲府)
【写真:Getty Images】


CB:井上詩音(ヴァンフォーレ甲府)

生年月日:2000年4月25日(23歳)
リーグ戦成績:29試合1得点0アシスト

 専修大学から加入した井上詩音は、すぐにヴァンフォーレ甲府のディフェンスの中心に定着し、今シーズン、篠田善之監督率いるチームで3番目の出場時間を記録している。井上の動じないパフォーマンスは蓮川壮大と並んで非常に印象的だったため、エドゥアルド・マンシャの出場機会が限定されることとなった。また、甲府がACLの最初の2試合で勝点4を獲得し、無失点に抑えた180分間すべてに出場したことで、井上はアジアの舞台でもチームにとって重要な存在であることを示した。

CB:佐々木翔悟(ジェフユナイテッド千葉)

生年月日:2000年7月25日(23歳)
リーグ戦成績:20試合1得点2アシスト

佐々木翔悟が今季初めて先発出場したのは6月18日のことで、小林慶行率いるチームが3連敗を喫した後、新井一輝に代わってDFを務めた。それ以来、ジェフはわずか3敗しかしていない。佐々木の自信とスマートなポジショニングは、センターバックの鈴木大輔の経験を完璧に補完している。鹿島アントラーズユース出身の佐々木は、左足のキックにも定評があり、前線のパスから縦に速い攻撃を演出することもできる。

CB: 城和隼颯(ザスパクサツ群馬)

生年月日:1998年8月25日(25歳)
リーグ戦成績:25試合0得点1アシスト

 ザスパクサツ群馬のレギュラーとして2022年には37試合に出場したが、今シーズンは酒井崇一にポジションを奪われた。7月上旬に畑尾大翔が負傷した後、大槻毅監督のプランに組み込まれた千葉出身のDFは、それを両手で掴み、以来全試合に先発出場して酒井と圧倒的なコンビネーションを築く。リーグ4番目に少ない失点数を誇る鉄壁の守備陣の一角を務め、J2クラブ最高勝ち点獲得を達成している。

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