「正直に言えば収穫は少ない」

――細谷真大がピッチに立ちました。このような展開ですと、細谷や佐野以外のJリーガーも見てみたいですよね。

「ポジション的に難しいかもしれないけど、アビスパ福岡の山岸祐也やヴィッセル神戸の佐々木大樹は面白いと思います。角田涼太朗もポテンシャルがありますね」

――そうですね。角田は怪我がありましたが、非常に能力の高いセンターバックだと思います。

「調子が良ければ2次予選でチャンスがまた来ると思うけどね」

――試合が終了しました。5-0というスコアで日本代表が得た収穫はありましたか？

「難しい質問ですね。正直に言えば、このようなゲームでチームとしての収穫は少ないと思います。でも、個々の選手(特に南野、鎌田、堂安)は森保監督に『まだいますよ！』というようなアピールが出来たと思います。そしてもちろん、上田選手も自信をつけました」

――怪我の選手も多い中で、彼らが結果を残したのはポジティブですね

「そうですね。いま日本代表の選手層は本当に素晴らしいと思います」

――今回もありがとうございました。

ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「ニッポンとサッカー　英国人記者の取材録」の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。

【了】