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残留争い? 降格の危険…。J1リーグ戦力総合評価ランキング【湘南ベルマーレ】エースの穴埋めは…。残留争いから脱するには?

シリーズ:Jリーグ総合評価ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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2月23日、明治安田Jリーグの2024シーズンが幕を開けた。オフの期間には選手の出入りがあり、各クラブはそれぞれ新たな選手を迎え入れている。今回は、開幕を間近に控えたJ1リーグ全20クラブの陣容を分析し、戦力をランキング化した。※情報は18日時点。本ランキングは戦力評価であり、順位予想とは主旨が異なる。

17位:湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレ

2023順位:15位
監督:山口智(4年目)

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 2021年9月に就任した山口智監督の下、一貫したコンセプトの下で戦ってきた湘南ベルマーレだが、ここ2シーズンは目標に掲げた「5位以内」とは対照的な残留争いという結果に終わっている。いずれもシーズン終盤に浮上して降格は回避しているが、シーズンを通して好調時のパフォーマンスを維持できなければ、上位に食い込むのは難しいだろう。

 最大の懸念はエース大橋祐紀の移籍である。夏に町野修斗が抜けた穴を感じさせなかったのは、大橋が13得点とゴールを重ねたからである。新加入のルキアンはJ1での実績に乏しく、期限付き移籍から復帰した根本凌は昨年8月に左膝前十字靱帯を断裂してリハビリ中。プロ3年目の鈴木章斗やルーキーの石井久継のブレイクにかけるしかないのが実情である。

 齊藤未月と石原広教の完全移籍は衝撃を与えたが、鈴木雄斗を獲得したことで戦力的な穴埋めはできた。期限付き移籍中だったキム・ミンテと奥野耕平が完全移籍で残留したのもいいニュース。全体的なスカッドとしては、昨季終盤のメンバーをベースに挑むことになる。

 数シーズン前までは毎年のようにチームの半数近くが入れ替わっていたが、昨季、今季と入れ替えは最小限に抑えられた。他クラブと比べると決して潤沢な戦力とは言えないが、評価を上回る成績を残すには、他クラブにはない上積みを見せなければいけない。

【了】

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