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Jリーグ 2か月前

「まだまだやることはある」川島永嗣がジュビロ磐田を変える。Jリーグ復帰で見せた世界基準の「攻めの守備」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第1節、ジュビロ磐田対ヴィッセル神戸が24日に行われ、0-2で神戸が勝利した。元サッカー日本代表GK川島永嗣を獲得した磐田だったが、J1王者に力の差を見せつけられる結果に。勝利には結びつかなかったものの、川島の存在感は絶大だった。(取材・文:元川悦子)


昇格組・ジュビロ磐田のスタート

ジュビロ磐田GK川島永嗣
【写真:Getty Images】

 2月23日に明治安田Jリーグの2024シーズンが開幕。24日には今季昇格組のジュビロ磐田と昨季J1王者・ヴィッセル神戸が顔を合わせた。

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 17日のFUJIFULM SUPER CUP 2024で川崎フロンターレのサブ組に0-1で敗れた神戸は1週間かけて「本来の自分たちの高強度のスタイル」を取り戻すべく準備を進めてきたという。吉田孝行監督も左のスピードスター・汰木康也と中盤から推進力をもたらせる井手口陽介を先発に抜擢。満を持して挑んできた。

 そんな強敵に対し、磐田がどこまでやれるかは大きな注目点だった。昨季限りで遠藤保仁が引退し、J1時代を長く知るのが山田大記、松本昌也くらいになった今、彼らにとって神戸というのは難敵に他ならない。J1最高レベルと対峙してギャップを感じる選手もいるはずだ。

 難しい相手への適応を加速させてくれる存在になるのが、今季加入した川島永嗣だろう。2010年夏に欧州へ渡り、ベルギー1部のリールセ、スタンダール・リエージュ、スコットランド1部のダンディー・ユナイテッド、フランス1部のメス、ストラスブールを渡り歩き、14年ぶりにJリーグ復帰した40歳の守護神に託されるものは少なくないはずだ。

「自分が日本に戻ってきて簡単にできるとは思っていないし、チームとともに挑戦していきたい」と彼は1月の加入時から”チャレンジャー”だと言い続けてきたが、今回もそのマインドを持ってピッチに立ったはずだ。

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