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Jリーグ 2か月前

「あそこで外しても…」4得点のジャーメイン良が明かす意外な心境。ジュビロ磐田全員が「監督に叩き直された」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第2節、川崎フロンターレ対ジュビロ磐田が1日に行われ、4-5で磐田が勝利した。この試合で4得点を挙げたジャーメイン良の成長ぶりには、横内昭展監督も一目置く。ジャーメインは当時の意外な心境を明かしている。(取材・文:藤江直人)


ジュビロ磐田のゴールは「自分たちが本来やるべきプレーにトライした結果」

ジュビロ磐田FWジャーメイン良
【写真:Getty Images】

 一夜にしてキャリアハイを塗り替えた。頭で1発。利き足の左足で1発。そしてPKを2発。ジュビロ磐田のFWジャーメイン良が、怒涛の1試合4ゴールを決めてサッカー界を驚かせた。

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 4月で29歳になるプロ7年目のジャーメインのJ1年間最多ゴールは、ベガルタ仙台でプレーしたルーキーイヤーの2018シーズン、そして横浜FCから磐田に移籍した2022シーズンの「3」だった。つまり川崎フロンターレとの第2節だけで、自己ベスト記録を更新したわけだ。

 今シーズンのハットトリック達成第1号となったジャーメインは、さらに1ゴールを追加。史上17人目となる1試合4ゴール以上を決めたJリーガーにもなった。川崎を5-4で撃破し、昇格組の磐田に初勝利をもたらした圧巻のワンマンショーは、1点リードで迎えた18分に幕を開けた。

 人数をかけて崩した左サイドから左サイドバックの松原后があげたクロスに、滞空時間の長いジャンプから頭をヒットさせてゴールの右下を射抜いた。このとき、相手のペナルティーエリア内には1トップのジャーメインだけでなく、山田大記と松本昌也の両MFも侵入していた。

「ああいう形を、開幕戦ではまったく出せなかった。なので、今節はちょっと勇気を持って、自分たちが本来やるべきプレーにトライした結果が、最初のゴールに繋がったと思う」

 チームとして、そして個人として決めた今シーズンの初ゴールに満足そうな表情を浮かべたジャーメインは、リードを3点に広げる29分の一撃を、4ゴールのなかでベストに位置づけている。

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