フットボールチャンネル

フォーカス 1か月前

もはや場違い!? J2で半端なく強かった歴代6チーム。周りはたまったものじゃない。異常だったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

京都サンガF.C.(2005年)

2005年の京都サンガF.C.(京都パープルサンガ)
【写真:Getty Images】


2005シーズン成績:30勝7分7敗(勝ち点97)
監督:柱谷幸一

 京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)は、2004シーズンのJ2で5位だった。シーズン途中に招へいした柱谷幸一監督体制2シーズン目で、見事な強さを示している。

 前年との大きな違いは、前線だった。2004年途中に松井大輔を放出したチームには、アトレチコ・ミネイロから獲得したパウリーニョと、コリチーバから期限付き移籍で加入したアレモンのブラジル人アタッカー2人がゴールを量産してチームの攻撃をけん引している。

 京都は開幕6連勝のあとも順調で、第11節まで負けなし。サガン鳥栖に敗れて初黒星を喫したが、その直後に7連勝を飾り、第19節終了時点で2位で並ぶ4チーム(福岡、甲府、山形、札幌)との勝ち点差が20となっていた。シーズン折り返し前に独走態勢となった京都は、後半戦にわずかなペースダウンがあったものの、最終的に2位の福岡に勝ち点19差をつけて優勝している。

 総失点は40でリーグ最少だったが、それ以上に攻撃力が光ったシーズンだった。前述のパウリーニョが22得点を挙げて得点王になり、アレモンも6位タイの15得点を記録した。そのほかにも、田原豊が9得点、松田正俊が8得点を挙げ、DFのリカルドも7得点と、多くの選手がゴールに絡み、42試合で87得点を記録している。

 翌2006シーズンのJ1では苦しみ、全く歯が立たずに最下位で再び2部に降格した京都だが、2005シーズンの強さは本物だった。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top