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フォーカス 1か月前

もはや場違い!? J2で半端なく強かった歴代6チーム。周りはたまったものじゃない。異常だったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

川崎フロンターレ(2004年)

2004年の川崎フロンターレ
【写真:Getty Images】


2004シーズン成績:34勝3分7敗(勝ち点105)
監督:関塚隆

 2002シーズンが4位、2003シーズンが3位と、あと少しのところでJ1昇格を逃していた川崎フロンターレは、2004シーズンに関塚隆監督を迎えて一気に飛躍した。

 もともと昇格候補と言える戦力を有していた川崎フロンターレは、第6節までに5勝1敗という好スタートを切った。シーズン序盤はやや失点が多かったが、新体制発表会見で関塚監督が話していた「1試合で2得点と取れる攻撃力、そして1点以下の守備力」を併せ持ったチームが次第にできあがり、第8節から7試合無失点を続けて10連勝を達成。その頃には、2位アビスパ福岡との勝ち点差が18までひらいていた。

 圧倒的な攻撃力の中心にいたのはジュニーニョで、このシーズンのJ2で37得点を挙げて得点王に輝いている。我那覇和樹が2位タイで22得点、マルクスが18得点で6位タイと、恐ろしい攻撃力を誇り、シーズン総得点が104となっている。関塚監督のもとでトップ下からボランチにコンバートした中村憲剛が起点となって、川崎フロンターレの攻撃はまさにやりたい放題だった。

 総失点は2位の大宮アルディージャと同じ38で、ずば抜けた数字ではなかったものの、1試合あたりの失点数は1以下に抑えている。攻撃は2点以上を決めており、指揮官が思い描いたとおりのサッカーができていた。

 それ以降、川崎フロンターレはJ2に戻ってきておらず、いまではJリーグ屈指の強豪となっている。成功の土台に、2004シーズンがあることは間違いない。

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【了】

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