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先月、浦和レッズがペア・マティアス・ヘグモ監督を解任し、マチェイ・スコルジャ新監督を迎えたことが話題となった。では、これまでシーズン中に最も監督交代を行ってきたクラブはどこなのか。今回は2015〜2024シーズンにおけるシーズン中の監督交代数ワースト6クラブ(現J1が対象)を紹介する。※暫定監督からの交代はノーカウント。在任期間や獲得勝ち点などのデータは『transfermarkt』を参照
ジュビロ磐田
直近10シーズンの途中監督交代数:4回
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Jリーグ優勝3回を誇る名門クラブのジュビロ磐田は、過去10年間で5回、シーズン途中の監督交代を経験している。
2014シーズンをJ2で過ごしていた磐田は、ペリクレス・シャムスカ体制で成績が振るわず、9月に契約を解除し、名波浩を監督に迎えた。ここから2019年6月まで名波体制は1739日間続いたが、その後は指揮官の交代が頻発した。
名波の後任としてヘッドコーチから昇格した鈴木秀人は、体調不良で同年8月に契約を解除し、小林稔が代行を務めた後にフェルナンド・フベロが監督に就任した。しかし、降格圏を抜け出せないままシーズンを終えると、2020シーズンはJ2で苦しみ、J1昇格が叶わず、シーズン終盤に鈴木政一に監督交代。鈴木政一体制では順調に勝ち点を重ねて2021シーズンにJ2優勝を果たすと、同年までヴァンフォーレ甲府を率いていた伊藤彰を招へいしてJ1に挑んだ。
しかし、公式戦34試合で1試合平均の勝ち点は1.03に留まり苦戦し、8月にヘッドコーチを務めていた渋谷洋樹にバトンタッチする。だが、状況はさらに悪化し、シーズン終了までの9試合で1試合平均獲得勝ち点0.89と、「監督交代ブースト」はかからず、18位でシーズンを終えて再びJ2に降格した。
現在は、2023シーズンから指揮を執っている横内昭展体制の2年目。1年目はJ2で2位となってJ1復帰という目標を達成したが、J1を戦う現在は18位に位置しており、降格の危機に瀕している。J1からJ2に降格したシーズンは必ずシーズン途中の監督交代があった磐田だが、果たして横内体制はこの難局を乗り切れるだろうか。