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Jリーグ 1年前

「うまくいっていない」浦和レッズが抱えるシステム上の問題点。“3試合”で共通していた脆さ「幅を使われた時に…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 フリーライター photo by Getty Images

「動きの裏を使われてしまった…」

 相手の指揮官は、スコルジャ監督の前に浦和を率いていたリカルド・ロドリゲス監督。スタメンには昨季まで赤いユニフォームを着ていた小泉佳穂もいて、両者の闘争心はヒートアップした。

 こうした中、浦和は柏にハイプレスを仕掛けたが、またもプレスがハマらない。今回は相手の3バックに対し、チアゴ・サンタナと原口のみならず、サヴィオも加わったが、巧みにマークをかわされ、ボールを運ばれてしまう。逆に柏のハイプレスのほうが機能し、浦和の守備陣がボールを奪われそうになるケースが散見されたほどだ。

 その悪循環を修正できないうちに、14分に失点してしまう。柏が最終ラインから丁寧なビルドアップを見せ、右寄りの位置にいた小泉が巧みなサイドチェンジを供給。左で受けた小屋松知哉がドリブルで持ち込み、右足を一閃。ゴール右隅に蹴り込んだ。

 小屋松についていたのは、キャプテン・関根貴大。今季は右サイドバック(SB)を主戦場としている新キャプテンが懸命に寄せたが、一歩マークがズレ、致命的なシュートを打たせてしまった。

「前から行くためには両ウイングは高い位置を取らないとハマらないと思ってたので、自分が小屋松選手になるべくスライドするようにして、後ろは(ダニーロ・)ボザに全部任せて前に行ったんですけど、ナオキがスライドして僕もスライドした動きの裏を使われてしまった。あそこで弾き返せていたら、また違ったかなと思いました」と本人も反省しきりだった。

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