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Jリーグ 8か月前

横浜F・マリノスの苦手クラブは? J1ワースト相性ランキング1~5位。何度も“天敵”として立ちはだかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:FC東京

マリノス東京
【写真:Getty Images】

平均勝ち点:1.2
J1通算対戦成績:48試合19勝10分19敗
得失点:66得点62失点

 横浜F・マリノスの歴史を振り返ると、初対決で好結果を残せなかったクラブは、その後苦手な相手になるというジンクスがあるようだ。J1ワースト相性ランキングの2位に入ったFC東京も、この傾向に当てはまるクラブの1つである。

 1999年からJリーグに加盟したFC東京がJ1リーグの舞台に上がってきた2000年から、両者の戦いの歴史は幕を開けた。同年3月11日にマリノスの本拠地『横浜国際総合競技場』で行われたJ1リーグ1stステージ第1節は、大方の予想を覆す結果に。トリコロール軍団はなかなかFC東京の堅守を崩しきれずにいると、試合最終盤に許したブラジル人FWトゥットの決勝弾によって0-1で敗れた。

 格下と思われた相手によもやの敗戦を喫した後も、マリノスは負の流れを引きずった。初対戦時の黒星を含め屈辱の3連敗を記録すると、2つのドローを挟み、2002年9月28日のJ1リーグ2ndステージ第6節でようやく初勝利を収める。5試合未勝利の間は2得点8失点と、攻守両面で完敗に終わった。

 48試合で19勝10分19敗という通算対戦成績、「1.2」にとどまる平均勝ち点からも、マリノスにとって青赤軍団がいかに“天敵”として立ちはだかってきたかが分かるだろう。近年は戦績が改善傾向にあるものの、今年6月25日に行われるJ1リーグ第15節のFC東京戦は「何かが起こる」予感が漂っている。

 2025シーズンのマリノスは稀に見る絶不調ぶりでJ2自動降格圏の18位に低迷しているため、かつての天敵に喉元を嚙まれる危険性が十分にある。果たして、本拠地『日産スタジアム』で歴史の針が逆戻りするのだろうか。それとも、名門の意地でマリノスが踏みとどまるのだろうか。

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