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Jリーグ 3週間前

舩橋佑にとって「あの試合はターニングポイントだった」。鹿島アントラーズ5年目の飛躍「悔しさもあった。でも…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Editor

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 今季から鬼木達監督が指揮を執る鹿島アントラーズで、アカデミー出身のボランチが存在感を放っている。昨季までの4年間で悔しい思いをしてきた舩橋佑には、飛躍するきっかけがあった。今に至るまでに抱いてきたクラブへの思いをここに記す。(取材・文:加藤健一)

焦りと悔しさ。舩橋佑が下した決断は…

鹿島アントラーズMF舩橋佑
【写真:編集部】

 27試合、580分。舩橋佑が鹿島アントラーズのユニフォームを着た4年間で、リーグ戦でプレーした試合数と時間である。

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 迷いは確かにあった。プロとしてのキャリアをどう積むべきか、自問したこともあったが、舩橋は今季も「鹿島アントラーズで戦う」ことを選んだ。そして今、その選択が間違っていなかったと証明し始めている。

「正直、焦りはありました。去年、出場機会がなかなか得られなくて、悔しさもありました。でも腐らずにやってきた。やっぱり他のチームに行くんじゃなくて、アントラーズで戦いたい。そこを強く思って続けてきたことが、今に繋がっていると思います」

 昨季のリーグ戦で出場したのは4試合で、時間にしてわずか47分。9月までは1度もベンチ入りできなかった。腐っていてもおかしくない。それでも、残るという選択を下した。

「何が正解か考えたときに、やっぱりアントラーズでやりたいっていう気持ちが一番にありました」

 プロ5年目の今季は舩橋にとって大きな転機となった。ここまで12試合を消化したチームで、8試合に出場。先発出場数は自己最多に並ぶ3試合を数えている。

 出場機会を増やすきっかけになった試合がある。

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