フットボールチャンネル

Jリーグ 2か月前

「バカ正直にやっても…」湘南ベルマーレ鈴木淳之介に漂い始めた“余裕”。「別にいいや、くらいの感覚」が丁度いい【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

鈴木淳之介にとっての良いメンタル状態とは? 「ミスをしても…」

「開幕からずっと出ているのは今シーズンが初めてなので、いまのところ波もあまりないし、余裕も出てきたなかで安定してプレーができている。いいメンタルのもとで、ミスをしても別に何とも思わない…何とも思わないと言ったらあれですけど、別にいいや、くらいの感覚でやれている。自信がついていると思う」

 ボランチや最終ラインで複数のポジションでプレーできるマルチぶりは、湘南のアカデミー出身で、プレミアリーグのリヴァプールに所属する遠藤航をほうふつとさせる。その遠藤は2015年8月の東アジア選手権に22歳で抜擢され、日本代表のキャプテンを担ういま現在への第一歩を踏み出した。

 東アジア選手権あらためEAFF E-1サッカー選手権が、7月に韓国で予定されている。国内組での編成が予想される森保ジャパン入りを問われた鈴木は、前を見すえながらこう語っている。

「継続してやっていけば見えてくると思うので、満足せずにやり続けるだけだと思っています」

 ちょうど10年前。湘南の3バックの右でJ1を戦っていた遠藤は、自身の将来へ「オールマイティーの選手になれれば」と語っている。そして自身の最適解を問われた鈴木も、福岡戦後に同じように語った。

「どこと言われても難しいですけど、平均してやれる、というのが持ち味じゃないかなと」

 クラブ史上初の開幕ダッシュに成功し、その後は苦しみながらも町田との前節から上向きに転じ、5勝3分5敗と踏ん張る湘南の最終ラインで、7月に22歳になる楽しみな存在が日々成長を遂げている。

(取材・文:藤江直人)

【Amazonギフトカードのプレゼントあり】アンケートへのご協力をお願いします

【関連記事】
“Jリーグ通”が本気で考えた! 2025年 J1順位予想1〜10位
Jリーグ、アクセス悪いスタジアム ランキング1〜10位
【最新順位表】2025明治安田J1リーグ

【了】
1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!