5位:東京都(53.2点)

【写真:Getty Images】
クラブ:FC東京、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア
2024年の観光意欲度ランキングで5位に入った東京都。J1に所属するFC東京、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビアの3クラブが存在するが、ゴールデンウィーク(GW)期間中の観客動員はやや伸び悩む傾向が見られた。
2024シーズンのホーム平均観客数と比べると、FC東京は3万3,225人に対して、GW中の京都サンガF.C.戦が2万6,770人だった。ヴェルディは2万976人に対し、ジュビロ磐田戦では1万8,959人。町田は1万7,610人に対して柏レイソル戦で1万2,064人と、3クラブともに連休中の動員が減少していた。
首都圏の利便性がある一方、大型連休に都外へ出かける人も多く、普段スタジアムを訪れる層が離れることで集客に影響が出ていると考えられる。
2025年のGWは、FC東京と町田のホーム開催はなし。唯一の開催となるのが、5月6日のヴェルディvs横浜FC戦だ。ふれあい動物園やフットダーツ、来場者1万人へのオリジナルハブラシケース配布など、エンタメ要素が充実している。また、5月4日はマスコット・リヴェルンの誕生日で、新グッズ販売も予定されている。
大型連休は都内の人口が減る時期だが、ヴェルディのように「来てくれる人」にフォーカスしたイベント企画は有効な手立てとなりうる。首都・東京というブランドに頼らない、地道な施策で支持を広げる姿勢が求められていそうだ。