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　第9節終了時点で首位に立ったFC町田ゼルビアだったが、そこから3連敗を喫してしまう。今季はボールを保持する戦い方に挑戦していた町田だったが、原点回帰している。新たなチャレンジはなぜうまくいかなかったのか。その戦術的な構造を分解しながら今季の町田をひも解く。（文：らいかーると）

FC町田ゼルビアに何が起きているのか

【写真：Getty Images】

　フットボールチャンネル様と、このシリーズを欠かさずご覧になっている皆様のおかげで継続できているJリーグのチームを分析しよう！のコーナー。フットボールチャンネル様のご厚意により、このシリーズで取り上げるチームは、自分の独断と偏見で決めさせてもらっています。

　取り上げるチームを決めてから2週間くらい観察タイムとなりますが、この2週間の間に、色々なことがあります。例えば、前回の浦和レッズはまさかの3連勝を成し遂げました。そして、今回のFC町田ゼルビアはまさかの3連敗からのセレッソ大阪に勝つタイミングでの執筆となったわけです。

　勝ち負けはしょうがないとしても、「今季はボールを繋ぐんだぜ！」スタイルだった町田がヴィッセル神戸戦から昨年のスタイルをメインに試合に臨むように変化してしまいました。川崎フロンターレ戦から続く勝てない日々のなかで、町田に何が起きていたかをみんなで考えていくことが今回の目的となります。