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2025明治安田J1リーグ第14節が各地で行われ、名古屋グランパスは国立競技場で清水エスパルスと対戦した。3-0で快勝した名古屋が連敗をストップし、降格圏を脱出。復調を期するチームの原動力となったのは、リーグ戦では2月以来のスタメンに抜擢された原輝綺だ。3バックの一角として、古巣相手に決別と覚悟を示した。(取材・文:元川悦子)
大幅なスタメン変更に踏み切った名古屋グランパス
2025年の大型連休も後半に突入。今季J1開幕後から予期せぬ停滞を強いられた名古屋グランパスは、3分の1が終わった時点でJ2降格圏に沈んでいた。復調を期するチームとしては、5月3日の清水エスパルス戦にまず勝利して、浮上のきっかけをつかまなければならなかった。
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アウェイ戦ながら東京・国立競技場開催という特殊な環境、中3日の連戦、初夏のような気候を踏まえ、長谷川健太監督は前節・柏レイソル戦からスタメンを5人変更した。
絶対的GKシュミット・ダニエルのベンチ外は前日に突如として発生したアクシデントが原因だったというが、今回は19歳のピサノ・アレックス幸冬堀尾をJ1初スタメンに抜擢。大胆な起用と陣容で難局を乗り切ろうとしたのだ。
昨季まで4シーズンにわたって清水エスパルスで過ごし、2024年のJ1昇格の原動力となった原輝綺も2月26日のFC東京戦以来のスタメン復帰を果たした。ご存じの通り、今季から新天地に赴き、序盤3戦は先発していたが、3月2日のFC町田ゼルビア戦以降、負傷で1カ月以上の長期離脱を強いられていたのだ。
4月20日のサンフレッチェ広島戦でようやく戦列に戻ってきたが、そこからは序盤の3バック右ではなく、右ウイングバック(WB)の起用がメインだった。