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明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、中盤を本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。(選定・文:河治良幸)
15位:川辺駿(かわべ・はやお)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年9月8日
所属クラブ:サンフレッチェ広島
能力値:78(攻撃力75、テクニック80、スピード80、パワー75、守備力80)
スペシャリティ(特殊能力):三列目からの飛び出し
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中盤からのボックス・トゥ・ボックスの動きを得意とする、走れるテクニシャンだ。サンフレッチェ広島ユースからトップ昇格した当時は、非凡な攻撃センスがボールの局面でキラッと光るタイプだったが、期限付き移籍先のジュビロ磐田で、当時の名波浩監督から、ボールを持っていない時の精力的な動き学んだ。
攻守の総合的な強度を上げながら、技術的な向上にも余念がなく、磐田時代は中村俊輔、広島では青山敏弘のプレーを間近に見ており、一本のロングパスで曲面を大きく変えるプレーはひとつのスペシャリティになっている。
スイスとベルギー、合わせて3年間挑戦した欧州では多くの得点を記録して評価を高めたが、昨年夏に帰ってきた広島では、そこが発揮されているとは言い難い。一見して“無駄走り”と見られる動きで相手のプレスを引き剥がしたり、攻守のスイッチ役として重要な働きを見せるなど、ミヒャエル・スキッベ監督に求められるタスクの違いもあるが、ゴールに関わるプレーで違いを見せることができれば、Jリーグでの価値も高まりそうだ。
中盤の守備はハードさの中にクレバーさが見られるタイプで、粘り強さも持ち味だ。タフに戦うスタイルの割に怪我が少なく、長期の欠場がないというのもチームでの信頼につながっている。