9位:アンデルソン・ロペス

【写真:Getty Images】
生年月日:1993年9月15日
所属クラブ:横浜F・マリノス
能力値:80(攻撃力90、テクニック85、スピード85、パワー85、守備力55)
スペシャリティ(特殊能力):マークを外す動き
2016年にサンフレッチェ広島に加入して以降、韓国や中国にいた時期もあったが、すでに10年近くJリーグでプレーしている。
4シーズン目となる横浜F・マリノスでは3年連続で2桁得点を記録しており、2023シーズンはリーグ戦22ゴール、昨シーズンは同24ゴールで、クラブではラモン・ディアス以来の2シーズン連続の20得点越えとなった。その決定力はJリーグにとどまらず、準々決勝に進出した2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では全体の2位となる9得点を叩き出した。
最大の武器は左足のシュート力であり、一瞬の動き出しで間合いを外して、あっさりとゴールネットを揺らす。スピード、パワー、テクニックのどれも高水準だが、それらをうまくミックスさせてフィニッシュに結実させるのが、彼の強みと言える。
これだけ長くJリーグで成功しているだけあり、本来はチームの勝利のために献身できる選手だ。しかし、今シーズンは監督の守備的な戦術やエウベル、ヤン・マテウスとのブラジル人トリオを軽視した起用法に不満を表して、ピッチ上のパフォーマンスにも影響してしまった。今回、能力値の守備力を下げているのもそのためだ。
副キャプテンでもあるだけに、ここから本来の能力を発揮し、“どん底”まで落ちてしまったマリノスを救うことはできるか。