7位:武藤嘉紀(むとう・よしのり)

【写真:Getty Images】
生年月日:1992年7月15日
所属クラブ:ヴィッセル神戸
能力値:81(攻撃力85、テクニック75、スピード85、パワー80、守備力80)
スペシャリティ(特殊能力):フリーランニング
ヴィッセル神戸のリーグ連覇を牽引した主軸の1人であり、2024シーズンは年間MVPに輝いた。攻撃的なポジションであれば、どこでもこなせる万能型のアタッカーであり、大迫勇也を擁する神戸ではウイングのポジションでチャンスの起点を作ったり、鋭いカットインからシュートに持ち込むなど、30代になっても躍動的なプレーに衰えを感じさせない。
それでいて攻撃の選択肢が多く、セカンドボールを拾って鋭くゴール方向に仕掛けたり、ワンタッチパスでボランチやサイドバックの追い越しを引き出すなど、相手に的を絞らせない多彩なプレーを繰り出す。大迫ほどどっしりと構えるタイプではないが、球際には強く、マークを外しきれなくても上半身でブロックしながら鋭いシュートを打つこともできる。
フル稼働で攻撃を引っ張った昨シーズンから一転、今年は序盤から怪我に苦しんでおり、韓国の光州FCに敗れたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のラウンド16で、武藤を起用できなかったことはチームとしても痛かった。
開幕後に加入した外国人FWエリキが素晴らしい働きをしているが、武藤のコンディションが回復すれば、大迫、エリキ、武藤というJリーグ最強レベルの3トップ形成も期待できる。