11位：チアゴ・サンタナ

【写真：Getty Images】

生年月日：1993年2月4日
所属クラブ：浦和レッズ
能力値：80（攻撃力90、テクニック85、スピード80、パワー80、守備力65）
スペシャリティ（特殊能力）：ボックス内の決定力

　ボックス内で抜群の決定力を持つストライカーで、味方のチャンスメイクに連動したラインブレイクやマークを外す動きから、しなやかにフィニッシュに結び付ける。シュートに関しては左右の足で威力も精度もほぼ変わらないのがチアゴ・サンタナの武器で、相手のディフェンスを困らせる要因でもある。

　2021年から、清水エスパルス、浦和レッズと合わせて4シーズン（2023年はJ2）の全てでリーグ2桁ゴールを記録しており、コンスタントに得点を決められることはチームにとっても大きい。ただ、184cmと大柄な割に、前線で体を張ってボールをキープする仕事はそれほど得意ではなく、持ち前の決定力を発揮するには周りのお膳立てが不可欠となる。

　昨年4月3日に国立競技場で行われたFC東京戦ではハーフウェイライン付近からのロングシュートを決めて、月間ベストゴールに選ばれたが、通常は“理不尽ゴール”よりも確実にゴール前のチャンスを決め切るタイプだ。

　守備はFWとしては頑張るほうだが、32歳という年齢的なこともあってか、持続力はあまり無く、結果的にプレスが緩んでしまう時間帯はある。今シーズンは序盤戦からスタメン起用されて得点を重ねていたが、負傷で離脱している間に、松尾佑介が大活躍して1トップの主力に。

FIFAクラブワールドカップ（CWC）も控えている中で、ここからどう挽回していけるか注目だ。

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