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Jリーグ 1週間前

Jリーグ“最強”スタジアムは? パワーランキング1〜5位。立地・人口・アクセスなど各指標から順位化

シリーズ:スタジアムパワーランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:セレッソ大阪(233)

セレッソ大阪
【写真:Getty Images】

本拠地:ヨドコウ桜スタジアム
収容人数:2万4,481人(17位)
最寄り駅からの距離:0.7km(8位)
座席種類数:22(7位)
最安チケット価格:2,500円(37位)
所在地人口:280万23人(3位)

 セレッソ大阪の本拠地「ヨドコウ桜スタジアム(ヨドコウ)」は、都市型スタジアムの理想形に近いといえる存在だ。大都市に立地し、スタジアムの規模や設備、動員力のバランスが非常に整っている。

 ヨドコウは最寄りの長居駅からわずか0.7kmとアクセスが良く、Jリーグ60クラブ中で8位の近さ。所在地の大阪市は人口280万人を超える日本有数の都市で、アクセス・人口面では申し分ない条件を備える。

 スタジアムの収容人数は2万4,481人でリーグ17位。ただし、この規模が決してネガティブに働いているわけではない。2024シーズンの1試合平均観客数は1万7,903人で、収容率は73.1%。これはJリーグ全体でも7位に位置し、「空席の少ないスタジアム」として非常に安定した集客を誇っている。

 最安チケット価格はミックスパック自由席で2,500円と平均的(37位)。2021年4月に竣工したばかりの本拠地としては良心的で、ピッチとの距離が近く臨場感に優れた設計、キッズルームやバリアフリー対応の施設など、観戦環境の質が高いことが集客力の裏付けとなっている。

 また、座席種類には含まれていないが、「企画チケット」として往年の名選手と観戦できる特別席もあり、体験型のメニューが随所に用意されている。観戦を“イベント”として楽しめる工夫も魅力の一つだ。

 都市の中心部にありながら、地域密着の姿勢も強く、一体感ある空間づくりができている点も特筆すべきポイント。ヨドコウは、セレッソ大阪にとって確かな力を与えるスタジアムとなっている。

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