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Jリーグ 6か月前

Jリーグ“最強”スタジアムは? パワーランキング6〜10位。立地・人口・アクセスなど各指標から順位化

シリーズ:スタジアムパワーランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 スタジアムの持つパワーは単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、収容人数、アクセス、座席の多様さ、チケット価格(大人・一般のみ)、所在地人口の5つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブのスタジアムはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。

10位:ユアテックスタジアム仙台(211)

ベガルタ仙台
【写真:Getty Images】

使用クラブ:ベガルタ仙台
収容人数:1万9,526人(27位)
最寄り駅からの距離:0.35km(2位)
座席種類数:19(10位)
最安チケット価格:2,600円(44位)
所在地人口:109万1,266人(11位)

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 ベガルタ仙台の本拠地「ユアテックスタジアム仙台(ユアスタ)」は、スタジアムそのものの機能性と都市とのバランスが非常に優れた構造を持つ。特にアクセスの良さと観戦環境は、Jリーグ全体でもトップクラスだ。

 ユアスタの最大の強みは、地下鉄南北線・泉中央駅から徒歩わずか0.35kmというアクセスの高さ。2023年には「ベガルタ仙台・ユアスタ前」という副駅名も付けられ、Jリーグ全60クラブ中で2番目の近さを誇る。

 スタジアムの収容人数は1万9,526人と中規模だが、J2での戦いが続く中でも1万人前後の観客を安定して動員している。サイズ感として非常にフィットしており、稼働率の高さが目を引く。ピッチとスタンドの距離が近く、傾斜のある設計によって臨場感のある観戦体験が可能で、「Jリーグでも屈指の見やすさ」と評されることも多い。

 自由席のチケット価格は2,600円と中間程度に位置するが、ロケーションや設備、観戦環境を考えれば、コストパフォーマンスは高いと言っていいだろう。

 仙台市は人口約109万人の東北最大都市で、広域圏からの集客も見込めるハブ的な立地。地域との一体感やファンとの距離感の近さもユアスタの魅力の一つだ。

 さらに、昨年12月から実施されていた改修工事が完了し、6月22日のヴァンフォーレ甲府戦からユアスタに復帰予定。もともと高水準だった観戦環境がさらに快適かつ機能的に進化し、今後の“スタジアムパワー”にますます期待がかかる。

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