8位:エディオンピースウイング広島(215)
使用クラブ:サンフレッチェ広島
収容人数:2万8,347人(13位)
最寄り駅からの距離:1.3km(20位)
座席種類数:42(1位)
最安チケット価格:2,700円(46位)
所在地人口:117万7,570人(10位)
サンフレッチェ広島の本拠地「エディオンピースウイング広島(Eピース)」は、2024年2月に開業したJリーグ最新の専用スタジアム。クラブとファンの夢が形になった新拠点で、パワーランキングでは10位にランクインした。
広島市は人口117万人を超える大都市で、地域密着型クラブとしての地盤も確かだ。
最寄りの新白島駅からは約1.3kmとやや距離はあるが、スタジアムは市の中心部にあり、アクセスは良好。広島駅からも徒歩30分ほどで、路面電車やバスなど公共交通の選択肢も豊富だ。試合日は動線も整理され、来場しやすい環境が整っている。
収容人数は2万8,347人でJリーグ上位。最安値のチケットは2,700円とやや高め(46位)ながら、開業初年度から高い動員を維持し、2025シーズンの1試合平均観客数は2万5,540人に達する。満員が続く人気ぶりを考えれば、むしろ“安い”と感じられる水準だ。
観戦体験の充実もEピースの大きな特徴。座席種類は「42」とリーグ最多で、プレミアム席、立ち見、学生・ファミリー向けまで幅広く用意されている。観客の多様なニーズに応える構成により、日常的に足を運びたくなるスタジアムとして機能している。
スタンドはピッチに近く、全体を覆う屋根が音の反響と快適性を両立。サッカー専用スタジアムならではの臨場感は、観客の満足度を大いに高めている。
Eピースはクラブの新たな歴史を刻む拠点として、極めて完成度の高いスタジアムだ。今後の成績や地域との融合によって、その魅力はさらに深まっていくだろう。
