1位:ガンバ大阪
本拠地:パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)
平年夏場の平均最高気温:33.8度(豊中市基準)
ガンバ大阪の本拠地「パナソニックスタジアム吹田(パナスタ)」は、大阪府吹田市に位置する。隣接する豊中市の気象データによれば、6月から8月の平均最高気温は33.8度で、Jリーグ全クラブのスタジアム所在地の中で最も高温だ。
豊中市は大阪府北部の内陸部にあり、高温多湿な気候が特徴。大阪平野特有のヒートアイランド現象の影響を強く受け、夜間の気温も下がりにくいため、熱帯夜が頻繁に発生する。
パナスタはピッチとの距離が近く、傾斜のあるスタンドが生み出す迫力が魅力のサッカー専用スタジアム。スタンドの多くをカバーする屋根は雨天時に頼もしい一方で、空気がこもりやすく、夏場にはスタジアム内の熱気がこもる傾向がある。
そんな猛暑を逆手に取る形で、ガンバ大阪は「ガンバサマーフェスティバル」と題した季節限定イベントを展開し、観客動員につなげている。たとえば昨年7月の湘南ベルマーレ戦では「夕涼みエリア」を設置。ミストやテントによる暑さ対策とともに、冷たいドリンクやグルメも充実しており、暑さそのものを楽しむ空間が用意された。
今年は、7月20日の川崎フロンターレ戦で「夏だ!カレーだ!スパイシーナイト!」という大規模なフードフェスも予定されている。
どうせ暑いなら、その猛暑ごと楽しむのもエンターテインメント。もちろん、こまめな水分補給は欠かせないが、パナスタに通い慣れたファンは、この“熱気”もひとつの醍醐味として受け入れているはずだ。
【関連記事】
あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング1〜5位。集客に課題を抱えているのは?
Jリーグ、アクセス悪いスタジアム1〜10位
【最新順位表】2025明治安田J1リーグ
【了】
